パナソニック、太陽電池におけるテスラとの協業事業を解消

 パナソニック ライフ ソリューションズ社は2月26日、米ニューヨーク州にあるバッファロー工場で太陽電池のセル、モジュールの生産を停止すると発表した。太陽電池におけるテスラとの協業事業を解消する。5月末に生産を停止し、9月末にバッファロー工場から撤退する予定だ。

 太陽電池の生産停止は、ソーラー事業のグローバルな合理化の一環として実施するもの。今後は、ソーラー事業の開発、生産体制を最適化し、創出した成長リソースで、HEMS、太陽電池モジュール、蓄電池、エコキュート、EV充電などを組み合わせたエネルギーソリューション事業を強化していく方針だ。

 パナソニックでは、今回の決定により、テスラとのパートナーシップが変わることはなく、両社は米ネバタ州リノにあるギガファクトリーにおける、電気自動車用電池の生産は継続するとしている。

 バッファロー工場の従業員には、退職金支払や再就職支援などを実施していくとのこと。テスラはバッファロー工場での事業拡大に必要となる人員を確保するため、できるだけ多くのパナソニック従業員を雇用したい考え。両社は、パナソニック従業員を対象にした現地での就職説明会を開催し、テスラが調整しているパナソニック従業員向け就職説明会に加え、他社との就職説明会も開催し、テスラに転職しない従業員も支援する。

 なお、米国におけるパナソニックブランドの太陽電池パネルの販売も継続する。

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