Teslaの最高経営責任者(CEO)Elon Musk氏にしてみれば、2020年代の始まりは今のところ順調といえそうだ。Teslaは2019年度第3四半期に黒字を達成したが、第4四半期に入ると販売台数を予想以上に伸ばし、またしても黒字を計上した。これにウォール街は大きく反応している。
Teslaの株価は米国時間2月3日、約20%上昇した。この大幅な値上がりは、投資調査会社のArgus Researchが、Teslaの目標株価を556ドル(約6万400円)から808ドル(約8万7800円)に引き上げたことなどを受けたものだ。CNBCの報道によれば、Argus Researchは目標株価を引き上げた理由の1つとして、第4半期の好調な決算を挙げた。Teslaの株価はこの日、午後に780ドル(約8万5000円)を超える最高値をつけた。
Argus Researchの強気の見通し通りになるかどうかは、「Model 3」の需要の継続や旧モデル2種類の「Model S」「Model X」の順調な売り上げ次第となる。Teslaは、成功に必要な条件はそろっていると考えているようだ。2020年に販売台数が50万台を超える見通しだとしている。2019年度第4四半期の販売台数は11万2000台に上り、アナリストの予想を上回った。
株価の好調が続けば、Musk氏個人の高額報酬にもつながる。同氏は、Teslaの時価総額が1000億ドル(約10兆8600億円)を超える状態が続けば、3億4600万ドル(約376億円)のストックオプション報酬を受け取る可能性がある。同社の時価総額は1月、2018年に承認されたストックオプション報酬の獲得条件の1つである1000億ドルに到達した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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