Googleは米国時間2月24日、3つのセキュリティ脆弱性に対処する「Chrome」のアップデートをリリースした。これら脆弱性のなかには、活発に悪用されているゼロデイ脆弱性も含まれている。
このゼロデイ脆弱性に対するパッチはChromeのバージョン80.0.3987.122の一部としてリリースされた。このアップデートは「Windows」「Mac」「Linux」向けに提供されている。
共通脆弱性識別子「CVE-2020-6418」が割り当てられたこのゼロデイ脆弱性については、「V8内でのタイプコンフュージョン」とのみ説明されている。
V8は、JavaScriptコードの処理を行うChromeコンポーネントの名前だ。攻撃者は「タイプコンフュージョン」を悪用し、アプリのメモリー領域内で論理エラーを発生させることで、そのアプリ内で悪意あるコードを制約を受けずに実行できるような状況を誘発できる。
Chromeバージョン80.0.3987.122では他に2つの脆弱性を修正しているが、これらについて実際の悪用は確認されていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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