東急不動産は2月21日、鹿島建設と共同で開発中の「東京ポートシティ竹芝」レジデンスタワーにおいて、一般賃貸住宅とシェアハウスの入居者募集を3月2日に開始すると発表した。顔認証システムやスマートロックなど、IoTツールを導入している。
レジデンスタワーは、竹芝駅からデッキにより直結徒歩1分の場所に位置し、国家戦略特別区域計画の特定事業として開発中。一般賃貸住宅、シェアハウス、サービスアパートメントの3つのタイプの住居を合計262戸計画している。
IoTツールとして、セキュリティ面で優れている「顔認証システム F-ace(フェイス)」を導入。オートロックとポスト一体型宅配ボックスに顔認証技術を組み合わせた日本初のセキュリティサービスで、フルタイムシステムのポスト一体型宅配ボックス「ポスタク」に F-ace(フェイス)のシステムを組み込み、宅配ボックス操作画面での顔認証登録と24時間365日オンラインによる保守管理を実現する。
玄関とエントランスなどの共有部には、ビットキーが提供するスマートロック「bitlockシリーズ」を採用。スマートフォンを使って鍵の解錠ができ、今後はサービス事業者と連携することで、不在時の荷物の集荷や配達、家事代行や宅配クリーニングなどのサービス導入を予定している。
入居者は、ソフトバンクの子会社であるエンコアードジャパンが提供するIoTサービス「コネクト」をカスタマイズした「入居者専用統合アプリ」を使って、電力データの可視化や家電、給湯器などの操作が可能だ。
一般賃貸住宅には、ソニーネットワークコミュニケーションズのマルチファンクションライトを設置。入居者専用統合アプリから操作することで、エアコンと照明の操作が可能になるほか、スピーカーを搭載しているため、スマートフォンなどと組み合わせて音楽も聞ける。
なお、レジデンスタワーの賃貸管理・運営は東急住宅リース、併設されるサービスアパートメントの運営はエンプラス、保育所の運営はライクアカデミーが担う。
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