NBC Newsは米国時間2月20日、誤解を招くような政治家や著名人のツイートに色つきのラベルを付けるTwitterの新機能について、流出したデモ用の機能の画像を掲載した。問題のツイートとほぼ同じサイズで明るい色のラベルがツイートの真下に表示され、ラベルの下には、その情報の誤りを指摘するジャーナリストやファクトチェッカーのツイートが表示されることがあると報じている。誤情報に対するTwitterのアプローチは、Facebookの対応に似ているが、政治家の発言も対象となっている点で1歩踏み込んだものになっている。Facebookは、政治家の投稿や広告をファクトチェッカーに送っていない。ニュースとしての価値があると考えているためだ。
流出したデモ機能のスクリーンショットでは、米大統領選の民主党予備選挙を戦っているBernie Sanders氏のツイートの下に、鮮やかなオレンジ色のラベルが表示されている。Sanders氏はこのツイートで、米国の銃の40%は身元確認なしで販売されているという誤った情報を発信している。ミスリーディングだとするラベルの下には、Sanders氏が古く問題のあるデータを参照していると指摘するツイートなどが並んでいる。PolitiFactは、米国の銃所有者の22%が身元確認なしで銃を入手していたとする新たな調査を挙げている。
Twitterの広報担当者は、米CNETに寄せた声明で次のように述べている。「Twitterでの誤情報に対処し、ツイートにさらなるコンテキストをもたらすさまざまな方法を模索している。これはコミュニティーのフィードバックを使う1つの選択肢のデザインのモックアップだ。誤情報は重大な問題であり、当社はさまざまな対処法をテストしていく」。
NBC Newsの報道によると、別のデモでは、誤解を招くツイートに関して、人々が理解しやすくなるような重要なコンテキストを提供したユーザーが「ポイント」や「コミュニティーバッジ」を獲得できるものもあった。また、ツイートが「害を及ぼすほど誤解を招くもの」である可能性があるかないかをユーザーに尋ねている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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