両社が今回提携を進めた背景は2つある。1つめが超高齢化社会とそれに伴う医療費の増加。2つめが、技術イノベーションなどによりヘルスケア分野への新規参入が増加していることだ。
両社とも、「はかる」ことを事業領域とする企業。エー・アンド・デイは医療領域の技術商品、タニタは体組成計の中核技術の「タニタアルゴリズム」や体組成計などの未病・予防領域の技術・商品という強みがある。
同じ日本企業同士で協業し、競争優位性がある商品ラインアップを拡充。両者の強みで相互補完することで、国内はもちろんグローバル市場へも大きなインパクトを与えるのがねらいだ。
組むメリットについて、それぞれどう見ているのか。
「体組成計は、これまで"痩せる"といったフィットネス用途での需要が多い分野。今後の高齢化社会では、”フレイル”が注目され、筋力量の値が重視されるようになる。そうなると、医療分野においても体組成計の役割が重要だ。生体データは信頼性が高いことが大切。今回の提携で体組成計分野のパイオニアであるタニタと協力できれば医療系分野に強い当社のメリットになる」(エー・アンド・デイの執行役員グローバルマーケティング本部メディカル事業推進部 部長の尾﨑忍氏)
「タニタアルゴリズムを標準化し、体組成計が世の中のためになるということを広く知っていただくには1社では難しい。今回の提携によってより体組成計の価値を広められると感じている。当社は体組成計分野では高いシェアを持ってるが、血圧計はそれほどではない。しかし、市場ではサービスとして血圧計が求められるケースが多く、血圧計の分野が課題となっていた。今回の提携により、既存の販売チャネルに対して血圧計というサービスを提供できる点ことは非常に心強い」(タニタ営業戦略本部海外部 部長の池田雅紀氏)。
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