非営利の業界団体であるWi-Fi Allianceは2020年に入り、6GHz帯で動作する機能を備えたWi-Fiデバイス向けの新規格「Wi-Fi 6E」を発表した。その直後、BroadcomはCES 2020で、アクセスポイントやルーター向けに新たなWi-Fi 6E対応チップセットを発表した。同社はさらに今回、次のステップとして、初のWi-Fi 6E対応モバイルチップ「Broadcom BCM4389」を発表した。
その狙いは、このチップを次世代のスマートフォンに搭載してもらい、新たに加わったこの帯域を利用できるようにすることだ。
6GHz帯は、遠距離では現行世代のWi-Fiデバイスで利用されている2.4GHz帯や5GHz帯に比べてパフォーマンスが劣るが、帯域幅ははるかに広がって1200MHz相当になる。これに対して、5GHz帯では500MHzだ。160MHz幅なら7チャネル追加でき、どのチャネルも可能な限り高速に大量のデータを転送できるほど十分な余裕がある。
Broadcom BCM4389の主な仕様は次の通りだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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