米連邦通信委員会(FCC)のAjit Pai委員長は数カ月前、6GHz帯で1200MHzを超える免許不要の周波数帯域をWi-Fiの利用に割り当てる計画について、これを支持する姿勢を改めて示したが、Wi-Fi業界も2020年に入り、さらなる帯域幅の確保に向けて早速動き出している。まず、非営利の業界団体であるWi-Fi Allianceは、最新世代の無線LAN規格を「Wi-Fi 6」としてブランド変更したばかりだが、今度は追加帯域を利用できる製品の識別に役立つ新たな規格「Wi-Fi 6E」を発表した。
Wi-Fi Allianceによると、6GHz帯はWi-Fiがすでに運用されている5GHz帯に隣接しているため、Wi-Fiの持続的成長を促すのに適しているという。6GHz帯では、2.4GHz帯における古い規格である「Wi-Fi 4」または「Wi-Fi 5」対応デバイスからの干渉が少なく、クリアな通信が可能なことに加えて、利用できるチャネルの帯域幅が広がり、80MHz幅なら14チャネル、160MHz幅なら7チャネルが追加できる。
6GHz帯は、4K動画のストリーム配信や仮想現実(VR)など、より高速なデータ通信が必要な高周波数帯域アプリケーションの開発で重要な役割を果たす可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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