SOUSEI Technologyは2月13日、京都大学、OMソーラー、SOUSEIとともに、戸建住宅を対象にした居住者挙動調査を行う実証事業を開始したと発表した。各種センサーを使って住宅内における居住者の居場所や挙動の把握、分析をし、住宅の間取りや温湿度等の室内環境との関係性について検討する。
調査は、奈良県香芝市、鳥取県鳥取市のモニター宅を使用して実施。住宅内に複数のセンサーを設置し、居住者の居場所や挙動をモニタリングする。各時間に住宅内のどの場所、部屋に居住者が滞在しているかを人感センサーにより記録し、各部屋、場所の使用頻度や滞在率を把握するとのこと。また、どのような生活行為が行われているかを理解するために、家電の稼働状況の記録、モニターへのヒアリングもする。
温度、湿度、照度、音圧などのデータを取得し、住宅内の環境や家電の稼働状況を確認する環境センサー、非接触バイタルセンサー、人の方向、速度、相対距離を検知するモーションセンサー、熱をもつ面積を検知できる熱源検知センサーの4つのセンサーを使用する。
今回の実証事業により、住宅内の共用スペースと個人スペースの使用頻度、時刻や季節ごとの傾向、住み方の傾向などを調査、研究し、居住者の生活習慣に合わせた快適な住まいと暮らし方の実現を目指すとのこと。また、居住者の住み方の特徴を理解し、空調をはじめとする住宅設備や住宅IoT デバイスを最適化し、住宅建築における省エネルギーや室内温度制御の自動化などの技術開発に努めるとしている。
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