ドアの施錠と解錠、エンジンの始動、クラクションを鳴らす、といった操作をメーカーが作成したアプリから実行できる自動車が増えてきている。ただし、そうした機能がOSに組み込まれたスマートフォンはまだ登場していない。
9to5Macが米国時間2月5日付で掲載した記事によると、こうした状況にも間もなく変化がありそうだ。具体的には、5日にリリースされた「iOS 13.4」のベータ版に、「CarKey」という名の新機能が見つかったという。これは「iPhone」の近距離通信(NFC)システムを使い、対応する車と通信する機能だ。
この機能はiOSの一部として組み込まれており、しかも既存のハードウェアを使っているため、iPhoneに加えて「Apple Watch」でも使えるはずで、後者に対応すれば利便性はさらに向上する。
興味深い特徴としては、「Apple Wallet」に登録されている交通系カードと同様に、CarKeyでは「Face ID」を使ってiPhoneをロック解除しなくてもこの機能が使える点が挙げられる。これはAppleとしては異例の選択に思えるので、今後変更されても驚きではない。しかし、現状のままならバッテリーが切れたiPhoneでも使える。これは助かる場面もあるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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