ビットキーは2月5日、楽天、東急、Yperとともに、オートロック付きマンションにおける置き場所指定配達「置き配」サービスの拡大について検証する実証実験を開始した。
実証実験では、楽天が参加している環境省委託事業で実施する「CO2排出量削減効果のある新たなラストワンマイル配送モデルの実証実験」について、2月5~29日までの期間、東急が運営する神奈川県川崎市のオートロック付きマンションを対象物件として検証するもの。
ビットキーによると、再配達問題の一助として置き配が注目されるものの、エントランスにオートロック機能があるマンションにおいては、宅配先の住人不在時にマンション内に入れないため、置き配サービスが提供できない現状にあるという。
実証実験では、対象物件のエントランスに、ビットキーのスマートロック「bitlock GATE(ビットロックゲート)」とそれに対応する端末、とYperの簡易宅配ボックス「OKIPPA」を設置し、「Rakuten EXPRESS」での商品配達時に、住人の希望に応じて置き配サービスを提供。宅配ドライバーが、指定された商品を届ける際にのみ入ることを可能とし、置き配サービスの可能性を検証する。
bitlock GATEは、月額税別2000円から利用できる、オートロック付きマンションのエントランスドア用のスマートロック。スマートフォンアプリや専用のリモコンキーで、ドアの解施錠が可能だ。制限付きのデジタルキーを用い、住人が不在時でも、宅配や家事代行サービスを受られる。
OKIPPAは、吊り下げ式の簡易宅配ボックスとアプリにより、住人が不在時でも宅配が完了するというもの。スペースのない場所にも手軽に宅配ボックスを設置でき、アプリにより配送完了通知の受け取りや、盗難補償を利用できる。
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