新型コロナウイルスへの感染が世界各地に拡大し、死者も出る中、この健康への脅威への対応としてGoogleが中国本土、香港、および台湾にあるすべてのオフィスを一時的に閉鎖することが分かった。また、すでに中国と香港への出張を制限しているという。これは同社が米国時間1月29日、The Vergeに対して明かしたもので、同社はその後米CNETに対しても、この報道が事実であることを認めた。
さらにGoogleは、中国にいる同社の従業員、および近しい親族に中国から戻ってきた者がいる従業員に対し、少なくとも14日間は在宅勤務をするよう命じている。Googleの中国でのビジネスは、広告事業の営業および技術開発が中心だ。
中国の武漢で発生した新型コロナウイルスによる死者は本記事掲載時点で170人、感染者は7711人と報じられている。症例が確認された地域は、アジア、米国、オーストラリア、欧州、および中東で、肺炎のような症状を特徴とする。この症例が世界保健機関(WHO)に初めて報告されたのは2019年12月31日で、中国の科学者らは、これがコロナウイルスという名で知られるウイルスの一種によるものだとの見解を示していた。コロナウイルスは、致死性の高い重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起したことで知られている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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