Appleが、センサーを搭載する小型「フィンガーデバイス」の特許を出願していたことが分かった。このデバイスを装着すると、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)で対象物とのやり取りが可能になるという。米特許商標庁(USPTO)が米国時間1月23日に出願書類を公開した。
「ユーザーの指による入力情報の収集」のために、力学センサー、光学センサー、超音波センサーといった部品が使用される。収集された入力情報を利用して、複合現実(MR)やVR環境で仮想的な対象物を操作でき、フィンガーデバイスが現実的な感触を与えるために触覚フィードバックを提供する。これが実用化されたら、Appleのスマートスピーカー「HomePod」のユーザーは、フィンガーデバイスを装着して仮想的なダイヤルを回すことで、スピーカーの音量を変更できるようになるかもしれない。
特許出願書類では、装着者がデバイスの外側の表面を、「外部の物体」(たとえば指先など)で触って動かすことでも、コマンドを実行できることが示唆されている。考案されたこのデバイスは、指の爪くらいの大きさだと説明されている。
ただし、このようなデバイスが実現するという保証はない。Appleはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」