Alphabet傘下のWaymoが再び動きを見せた。長らくアリゾナ州とフェニックス大都市圏に重点を置いていた同社は米国時間1月23日、テキサス州とニューメキシコ州で自動運転車の走行を始めると発表した。
Twitterへの投稿で行われた発表によると、Waymoはこの2州での活動を商用ルートに絞る計画だという。自動運転の「Chrysler Pacifica」だけでなく、長距離トラックも走行させる。これにより新たな交通ソリューションの構築を模索するという。
だが、車両が何を運ぶのか、また、Chrysler Pacificaが商用ルート上で何をするのかは不明だ。Waymoにコメントを求めたが、今のところ回答はない。配車サービスの「Waymo One」をこれら2州に拡大する可能性があるのかどうか、様子を見る必要もあるだろう。今のところ、Waymo Oneはフェニックス地域で小規模な運用をするにとどまり、一般提供はされていない。
今回の拡大のニュースに先立つ2019年は重大な年だった。Waymoは同年10月、乗客を迎えに行く自動運転車を、補助ドライバーを同乗させずに走らせ始めたと述べていた。自社の技術に自信を持っているきわめて明白なしるしだ。
とはいえ、まだ大きな課題も残っている。この2州は通常、温暖で乾燥しており、降水量が少ない。自動運転車を主流にするには、Waymoは温暖で乾燥した地域以外でも問題ないことを示す必要がある。例えば吹雪の中で試験するなどだ。いつかは実現するだろうが、今はまだその段階ではない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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