自分がいつもかけている眼鏡とそっくりのスマートグラスを見つけ、試着してみた。ラスベガスで開催されたCES 2020で1週間にわたり最新技術を見て回った終わりに、Northの「Focals 2.0」を試してみることができたのは幸運だったと言えるだろう。
筆者は2019年にもNorthのスマートグラスを試着し、同じような感想を抱いたことがある。だが、最初のスマートグラスは販売終了となり、新しいモデルが登場した。その理由はわかる。新しいモデルはさらに薄くなり、以前よりはるかに普通の眼鏡らしくなっていた。
もっとも、普通の眼鏡っぽいからといって、いつも装着するものになるとは限らない。スマートグラスは、普通の眼鏡としても快適に使えなければならない。筆者が眼鏡をかけているのは、その必要があるからだ。強度の近視をコンタクトレンズで矯正することもできるが、眼鏡の方が気軽に使える。
新しくなったFocalsでは、以前のモデルのように、つるの部分に組み込まれた小さなプロジェクターからレンズに向けて映像が投影されることはない。その代わり、レンズ自体にプロジェクターが組み込まれている。映像を映し出すのに使われるレンズ内の導波管は少し大きくなり、かすかに光っていた。右目の近くで空中に表示される映像のサイズはスマートフォンのスクリーン並みだ。
自分の眼鏡をFocals 2.0の試作品の隣に置いて前から眺めてみると、どちらの眼鏡もほとんど同じように見えた。違っていたのはつるの部分で、今のところFocals 2.0のほうがやや太い。だが、これも改良されるに違いないと筆者は考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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