カナダのNorthは、眼鏡風のスマートグラス「Focals」に初のアップデートを施し、音楽ストリーミングサービス「Spotify」対応の再生コントロール機能、ルート案内機能、表示内容の共有機能などを追加した。
Focalsは、眼鏡ありきの発想でデザインしたスマートグラス。“つる”の部分にフルカラーのホログラフ用プロジェクターが組み込まれており、レンズに反射させた映像をレンズ越しの風景と重ねて装着者に見せる仕組み。BluetoothでAndroidスマートフォンまはたiPhoneのアプリと連携し、ニュースや天気予報、各種メッセージ、検索結果、ナビゲーションなど、さまざまな情報を表示できる。Amazon.comの音声アシスタント「Alexa」にも対応。4方向ジョイスティック付きスマート指輪の「Loop」でも操作できる。
Spotify対応機能は、「Spotify Connect」と呼ばれる連携技術を利用して実装した。再生している曲のタイトルやアーティストの表示、曲の頭出しがFocalsで実行できる。スマートフォンやスピーカーから再生する音量の調整も可能。Focalsの画面表示をオフにしたまま、Loopからも操作できる。
ルート案内は、もっとも短時間で済む経路が表示される。遅延がある場合は通知され、到着予定時刻を待ち合わせしている人に知らせる機能も用意された。
会議向けの支援機能として、遅刻や欠席といった連絡をしやすくするため、出席者へメールを送信する機能を搭載。また、Focalsで会議中にボイスメモを取り、終了後に音声データとテキストデータをメールで受け取れるようにもした。
表示共有機能「Lenscast」を使うと、Focalsの映像をスマートフォンにリアルタイム表示できる。これにより、装着者しか見られなかった情報をほかの人にも伝えられる。
Focalsの紹介ビデオ(出典:North/YouTube)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス