会計事務所/監査法人グループのDeloitte Touche Tohmatsuが公開した最新の調査レポートで、電気自動車(EV)に対する米国人の関心がかつてないほど高まっていることが明らかになった。また、米国だけでなく、世界の他の地域でも電気自動車への関心が以前より高まっている。ただし中国だけは、どういうわけか関心が下がっているようだ。
この調査は、世界中の3万5000人の消費者を対象に、その回答を集計した結果をまとめたものだ。主要6カ国のデータを見ると(調査自体は20カ国を対象に実施された)、中国を除く5カ国で、次に購入する自動車としてハイブリッド車・EV・代替燃料車を好むとする人の割合が増えている。特に米国では、この割合が前年の29%から41%へと急増した。
ただし、完全なEVを好むとする消費者の割合は今も低く、米国では8%にすぎなかった。EVに対する関心の高まりは、もっぱらハイブリッド車に対するものだ。また当然ながら、消費者にとってはEVの走行距離が今もハードルとなっている。米国人の半数以上は、少なくとも200マイル(約320km)の走行距離が必要だと回答した。ただし、人気の高いEVの多くは、走行距離が200マイルを超えていることを売りにしているため、充電や車両購入価格が次のハードルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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