CESでは非常によくあることだが、「TCL 10 Pro」についても、実物を見る前にこの新端末に関する説明は受けていた。しかし、実際にこの端末を目にしたとき、室内に並ぶそれ以外の端末は、筆者の視界から消えてしまった。筆者の心を瞬時に捉えたのはその画面だ。彩度が高く鮮明なAMOLEDで、両側のフレームはカーブしている。このスクリーンパネルはTCLが自社開発したもの。この新端末は、筆者が長い間見てきた中で最も美しく、前から見れば、「Galaxy S10」の完璧なクローンだ。しかも価格は500ドル(約5万5000円)を切っている。
TCLは、スマートフォンブランドとしてはあまりなじみがないかもしれない。同社は、品質の高い手頃な価格のテレビを製造していることの方が有名だが、「Alcatel」ブランドのスマートフォンを提供しており、「BlackBerry」ブランドのライセンスも受けている。スマートフォンの価格が最高値を更新するこの時代に、TCLは、高品質スペックを500ドル前後で提供すると公約した。
TCL 10 Proとその姉妹製品(「TCL 10 5G」も500ドル未満で提供される予定)の正確な価格と発売日はまだ公表されていない。TCLは、カメラ情報やバッテリ容量といった詳しい内部仕様については、2月下旬のMobile World Congressで発表する予定だとしている。イベントを2月22日に開催することも確定している。
このスマートフォンについて、現時点で判明していることは次のとおり。背面カメラは4つで、6400万画素のメインカメラとデュアルフラッシュが採用されている。ヘッドホンジャックとUSB-Cポートがあり、Qualcommの「Snapdragon 765G」プロセッサーが搭載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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