一般向けスピーカーを開発するSonosが米国時間1月7日、スピーカー間の無線通信技術の設計など同社の特許5件を侵害しているとしてGoogleを提訴した。損害賠償の請求に加え、侵害しているとするGoogleのスピーカー、スマートフォン、ノートPCの米国における販売差し止めを求めている。
カリフォルニア州中部地区の連邦地方裁判所に提出された訴状によると、Sonosはプラットフォームを「Google Play Music」と連携させるため、自社のマルチルーム無線スピーカー技術を2013年にGoogleに共有した。その後、Googleが2015年にマルチルームのホームオーディオ製品「Chromecast Audio」を発売し、特許侵害が始まったとしている。
訴状には次のように書かれている。「Sonosの特許技術に対するGoogleの不正利用は広がる一方だ。Googleはマルチルームの無線オーディオシステムを拡大しており、たとえば『Google Home Mini』『Google Home』『Google Home Max』や、『Pixel』シリーズのスマートフォンやタブレットやノートPCなど、十数種類もの製品で侵害している」
Sonosはまた、同社の特許を侵害しているとGoogleに警告したことが、2016年を皮切りに少なくとも4回あったと述べた。
7日、Googleはこの主張に対して反論した。
「何年にもわたり、当社はSonosとの間で両社の知的財産権について数多くの協議を重ねてきており、Sonosが誠意をもって交渉を続けるではなく、これらの訴訟に踏み切ったことに失望している」とGoogleの広報担当者は述べた。
The New York Timesによると、Sonosは米国際貿易委員会(ITC)にも提訴している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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