AGCは1月7日、超薄型のガラスサイネージ「infoverre Paper like Screen(インフォベール ペーパーライクスクリーン) シリーズ」を開発したと発表した。有機ELを搭載した超薄型両面ディスプレイになる。
infoverre Paper like Screenシリーズは、JOLEDの有機EL技術に、AGCのガラスにディスプレイを貼合する技術を応用し、厚み9mm以下の超薄型両面ディスプレイを実現したもの。電車やバスの中吊り広告、電車の戸袋など、これまでディスプレイの設置が難しかった場所に設置できるとしている。
AGCでは、視認性とデザイン性に優れ、省スペース化できる「infoverre」を2013年から開発。ガラスに映像を表示するサイネージとして、ビル、空港、ショッピングモールなどに導入が進んでいるとのこと。透明ディスプレイを複層ガラスに組込み、車窓に合わせて情報を表示できる「infoverre WINDOWシリーズ Clear Screen」や通常のガラスサイネージと比較して約半分の重量になる「infoverre Light Screenシリーズ」などの開発も進めている。
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