AGCは5月15日、窓ガラスに透明ディスプレイを組込む技術を開発したと発表した。窓ガラスから見える風景に重ねて情報を表示できる。
AGCは、視認性に優れ、空間に浮かんだようなデザインが特徴の「infoverre(インフォベール)」を2013年に開発。ガラスに映像を表示するサイネージとして空港やショッピングモールなどに導入している。
複層ガラス製造技術をinfoverreと組み合わせることで、窓ガラスへ透明ディスプレイを組込むことに成功。電源を切っているときは通常の窓ガラスで、電源を入れると窓ガラスに映像が表示される。風景に合わせて周辺の観光情報などをリアルタイムに表示するなどといった活用が考えられる。
今後は、映像表示だけでなく、さまざまな情報を入手できるよう、タッチ機能などインタラクティブな機能を追加していく予定。将来的には本技術を、観光名所、博物館、列車、バスなどさまざまな窓へ適用できるよう、実用化に向けた研究開発を進めていく。
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