カリフォルニア州で、企業が配達用の軽量自動運転車の公道テストを実施することが可能になった。
カリフォルニア州車両管理局(DMV)が先週発表した新規則によると、許可を得た企業は、重量1万1ポンド(4.54トン)以下の自動運転配達車両を走行させることができる。
この重量分類には、「ピザや食料品といった荷物を運ぶ自動運転の乗用車、中型ピックアップトラック、貨物バン」が含まれるとDMVは述べている。
新規則では、重量が1万1ポンドを超える自動運転車のテストは依然として認められない。
DMVは、ドライバーが同乗するテストと無人テストにそれぞれ異なる要件を定めている。現在、カリフォルニア州の公道でセーフティドライバーが同乗する自動運転車をテストする許可を得ている企業は65社に上る。このような許可を取得しているテクノロジー企業には、Apple、百度(バイドゥ)、Intel、Lyft、Qualcomm、NVIDIA、サムスン、Tesla、および大半の大手自動車メーカーが含まれる。一方、無人テストの許可は、GoogleからスピンオフしたWaymoのみが2018年に取得している。
企業はテストの許可を得るために、自動運転車用のデータレコーダーと、道路状況に対応する技術が車両に備わっていることを証明する必要がある。
また、車両が「サイバー攻撃や不正侵入、虚偽の車両制御コマンド」を防御し、対応するための業界標準に準拠していることも証明しなくてはならない。
新規則は、企業に配達車両のテスト開始を認めるようDMVが4月に発表していた提案を基に制定された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス