Amazon、SpaceX、Facebookは、衛星を使ってインターネット接続を提供する新しい方法を探っている。そして新たな報道によれば、Appleも間もなくそのような企業の仲間入りをするかもしれない。
Bloombergは米国時間12月20日、この件に詳しい人物の話として、Appleには「衛星技術に取り組む秘密のチームが存在し、同社はこの技術を使って、移動体通信網を経由せずにインターネットサービスをデバイスに提供する可能性がある」と報じた。現在このチームはおよそ十数人で構成され、「その成果を5年以内に」実用化することを目指しているという。
このプロジェクトには最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏が関心を示しているものの、まだ初期の段階にあり、「衛星について明確な方向性と利用法はまだ最終決定されていない」ことから、プロジェクトが打ち切りになる可能性もあるとBloombergは伝えている。
衛星がインターネット接続に使用される可能性はあり、そうなれば、Appleは既存の移動体通信事業者に対する依存度を減らせるが、「より正確なデバイスの位置追跡」といったその他の目的に利用することも考えられるという。
宇宙からのサービス提供を目指す戦いは、今後10年で加熱することが予想される。Amazonは4月、衛星プロジェクト「Project Kuiper」の存在を認めた。SpaceXは10月、インターネットプログラム「Starlink」で使用する衛星3万基の打ち上げを申請した。他にもFacebookやTelesatなどが衛星インターネットを検討しており、Telesatは既にJeff Bezos氏のBlue Originと提携している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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