Kyashは12月19日、スマートフォンアプリと同期してカードのロックや送金などの機能が利用できるICチップ搭載のVisaカード「Kyash Card」を2020年初頭に提供開始すると発表した。
Kyash Cardは、同社のウォレットアプリ「Kyash」とひも付いており、Kyashに貯まった残高をKyash Cardを使ってリアル店舗やネットショッピングでの決済に利用できる。ウォレットは、ユーザー同士の割り勘や送受金に対応しており、銀行口座やクレジットカードからのチャージも可能だ。
同社では、これまでバーチャルカードに加えて「リアルカード」を提供。今回のKyash Cardでは、決済上限額を1回あたり30万円に(以前は24時間あたり5万円)、月あたりの上限額を12万円から100万円にそれぞれ引き上げている(利用限度額は任意に設定可能)ほか、リアルカードの海外決済にも対応。利用場所ごとにオン/オフを切り替えることができるという。また、現行のリアルカード同様、アプリ上でカードをロックすることもできる。
さらに、ICチップを搭載するほかVisaタッチ決済に対応。カード番号やカード名義は裏面に配置しており、表側にカード番号がないプリペイドカードは日本初としている。カラーバリエーションは、ネイビー、シルバー、ピンクの3色を展開。Google Payでの決済(QUICPay)にも対応する。
ポイント還元率は1%となり、還元対象決済額は最大12万円。現行リアルカードと条件は同じとなる。さらに、年会費は無料ではあるものの発行手数料として900円が発生する。なお、現行リアルカードは、Kyash Card発行とともに「Kyash Card Lite」に名称変更。還元対象額は変わらないものの、ポイント還元率は2020年4月以降0.5%に引き下げられるほか、もともと無料だったカード発行手数料も300円が必要となる。
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