Teslaは欧州向け車両を対象としたソフトウェアアップデートの適用を開始した。この更新プログラムは高度な運転支援システムに関する欧州での規制に対応することを目的としており、「Autopilot」システムの機能を縮小させるものだ。
米国時間12月17日付のElectrekの報道によると、Teslaは最近になって「Model S」と「Model X」の一部のオーナーに向けにアップデートの配信を開始したという。このアップデートは欧州の規制に準拠している。
Teslaはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
Model SとModel Xへのアップデート適用後、欧州のすべてのTeslaオーナーへの影響としては、Autopilotの挙動がこれまでと大きく変わる点が挙げられる。具体的には、車を呼び寄せる「Summon」機能や自動車線変更など、複数の機能が影響を受ける。今後はオーナーが車から6m以内の距離にいなければ、Summon機能は動作しない。
また、自動車線変更機能については、5秒以内に変更を開始できない場合はキャンセルされる。
そして、おそらく最大の変更は注意喚起機能に関するものだ。アップデート後のTesla車では、15秒以上ハンドルから手を離すと、ハンドルを握るよう注意喚起されるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」