Facebookは、政治家が政治広告でうそをつくことを許しているとして批判されてきた。政治広告に関する同社のポリシーは物議を醸しており、社内でも幹部の間で議論されている。The Wall Street Journalが米国時間12月17日に報じたところによると、Facebookで長年にわたり取締役を務めているPeter Thiel氏は、どれほど批判されようとも、同社は現在のポリシーを維持するべきだと主張している。資産家のThiel氏は初期のFacebookを支えた投資家であるとともに、Donald Trump米大統領の支持者だ。
この問題に関するThiel氏の姿勢は、ポリシーの変更、あるいは政治広告の禁止を求めているFacebookの一部の取締役や幹部の姿勢とは異なるという。
Facebookの広報担当者は、米CNETの取材に対し、「当社が下している決定の多くは困難な代償を伴うものであり、われわれはそれに対し、取締役会以下、社内のあらゆるレベルで慎重かつ厳格に対処している」とコメントを寄せた。「当社の取締役会は幸い、多様な経験と視点を備えたメンバーで構成されているため、さまざまな角度からの見解を確実に反映した議論ができる」。
米CNETはThiel氏にもコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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