Facebookは、政治広告のファクトチェックを行わないというポリシーに関して、繰り返し批判を浴びている。だが、最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は、同社の判断は妥当だとの見方をあらためて示した。同氏は米国時間12月2日に放送されたインタビューで、政治家の発言を人々が自分自身で判断することが重要だと述べている。
Zuckerberg氏は、「CBS This Morning」で共同司会者のGayle King氏に対し、「民主主義の国では、政治家が何を言っているのかを人々が自ら確認し、自分で判断できることがきわめて重要だと私は考えている」と話した。「また、いつも言っているように、民間企業が政治家やニュースを検閲するべきだとは思わない」(Zuckerberg氏)
Facebookは選挙期間中の偽情報を排除する取り組みと言論の自由を両立させようとしている。Zuckerberg氏はこれまでにも、政治的発言への対応に関して賛否両論を呼んでいる同社の姿勢の正当性を主張してきた。だが、25億人のユーザーを抱える世界最大のソーシャルネットワークで、偽情報やヘイトスピーチなどの攻撃的なコンテンツを防ぐ取り組みを強化するよう求める外部からのプレッシャーは一層高まっている。また、同社は繰り返し否定しているが、保守的な内容のコンテンツを検閲しているとの疑いも持たれている。
また、Facebookは保守的な内容のコンテンツを検閲しているとの疑いも持たれている。これについて、同社は繰り返し否定している。
Zuckerberg氏は、妻のPriscilla Chan氏とともに応じたインタビューで、10月にDonald Trump大統領とホワイトハウスで夕食を共にしたことも認めた。同氏によれば、彼らは大統領が関心を持っている「さまざまなこと」について話をしたという。だが、「私的な会話」だったとして、具体的な内容を明らかにしなかった。
米CNETはFacebookにさらなるコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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