さらに、心拍数を測定することもできるので、この機能を利用する新しい健康アプリが登場するかもしれない。
筆者は、画面内指紋センサーではなく、安全と思われる顔認識によるロック解除を好んで使うようになったが、予備の方法として、あるいは、単純に好きなようにカスタマイズできるもう1つのオプションとして搭載されれば、このアイデアはよいと思う。
「高速な」画面を備えたスマートフォンが増えつつある。一般的なリフレッシュレートは60Hzだが、一部のスマートフォンでは、これが90Hzや120Hzに強化されており、ゲームに適したより滑らかなグラフィックスを実現している。だが、高速なリフレッシュレートの利点は、これだけではない。
Snapdragon 865は、最大144Hzの画面リフレッシュレートをサポートするので、ゲームだけでなく、画面上のすべてのアニメーションがよりスムーズになる。ページを上下にスクロールするときの滑らかさは、ありきたりではあるが格好の例だ。だが、ゲーム以外でその威力を最も端的に示したのは、Snapchatのフィルターのデモだった。筆者の顔をすばやく追跡して、赤ちゃんのような外見に変換したり、性別交換フィルターでは、筆者のあごを角張らせて、眉毛を濃くし、あごひげを生やしたりしていた。
動きの激しい自動車に乗っているときに画面を録画する場合、高いリフレッシュレートによって、どれだけ動きが滑らかになるか想像してほしい(ただし、リフレッシュレートが高くなると、バッテリー消費も多くなることに注意してほしい)。
スマートフォンは、アシスタントを起動する「OK, Google」などのウェイクワードに反応するようにすでに設定されている。Snapdragon 865は新しい「Sensing Hub」によって、それをさらに進化させ、周囲の音を聞いて、何が起きているのかを解釈できるようにさせたいと考えている。
赤ちゃんの泣き声、ガラスの割れる音や銃声を識別した場合に、何らかのアクションを起こすように訓練されたスマートフォンを想像してほしい。寝室のモニターの映像と共にアラートを送信して、赤ちゃんの様子を確認するよう促す、といった機能も登場するかもしれない。
あるいは、ユーザーがいつもの通勤時間に地下鉄に乗っていることをスマートフォンが感知して、その時間帯にいつも使っているアプリを起動してくれたらどうだろうか。通話中に道路の騒音や風を感知したら、自動的に音量を少し上げる機能も搭載されるかもしれない。
Sensing Hubは、多くの電力を消費することなく、複数のウェイクワードをサポートし、離れた場所のユーザーの声も聞き取れるように、ノイズ抑制を有効化するようにも設計されている。
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