ケースも豊富なApple Watch Series 5、セルラーの必要性は?--Apple製品の選び方2019 - (page 2)

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アルミかチタンか--エルメスモデルを含めたケースの選び方

 ついに登場したチタニウムモデルと、Hermesモデルの魅力増加とセラミックモデルの復活 さて、Apple Watchには、サイズに加えて、「ケースの素材」という選択肢が拡がる。

 アルミニウムケース、ステンレススチールのスタンダードな2ラインに加え、Series 5からは新たにチタニウムケースが追加された。チタニウムは軽くて丈夫であることから、高級機械式時計でも人気のある素材だ。Apple Watchに採用されたのは、チタニウムの色をヘアライン加工で楽しむ、非常にチタンらしいナチュラルな色と、ブラックの2色だ。

セラミックモデルも登場
セラミックモデルも登場

 ステンレススチールは鏡のように磨かれて光を反射する存在感を示すが、チタニウムモデルの反射はそれよりも鈍く、落ち着いた雰囲気が漂う。ただしブラックはパッと見たときに、チタニウムであるとは分かりにくいかもしれない。これはステンレススチールも同様で、シルバーとゴールドはその表面加工から、アルミではないことがすぐに分かる。

 ケースの見た目以上に驚かされるのが、装着した際の軽さだ。40mmモデルでケースの重さは35.1g、44mmモデルで41.7g。ステンレススチールモデルより5.5~6.1g軽く、手首に装着しても非常に軽やかな印象だ。チタニウム素材の時計との相性の良さを生かしている。

 価格についても、日本ではステンレススチールモデルより1万円高くなっただけで、44mmモデルであってもスポーツバンドとの組み合わせなら9万円を下回る。こうなると当然世界中で大人気となっているが、発売当初よりも在庫の状況はよくなっており、オンラインオーダーで1週間、店舗受け取りなら在庫も用意されるようになった。

 ベースモデルはアルミニウム、ステンレススチール、チタニウム、そしてSeries 4には用意されていなかった真っ白なセラミックも、Series 5では復活している。

 これらに加えて、アルミニウムモデルをベースにしたNikeとのコラボレーションモデル、ステンレススチールモデルをカスタマイズしたHermesが用意されている。それぞれ、本体内側の刻印や専用の文字盤などが用意され、専用のバンドがついてくる。なお、バンドだけでも販売はされる。

 Hermesモデルは2019年、新たにスペースブラックのケースが追加され、手首をより落ち着いた雰囲気でまとめたいというニーズに答えることとなった。しかしHermesモデルで楽しいのは、やはり40mmモデルだ。というのも、44mmモデルにはシンプルトゥールレザーストラップしか選択できないからだ。それでも7種類ものレザーバンドから選ぶことができるのだが。

Apple Watch Hermesには、デッラ・カヴァッレリアプリントを施したカラーブロックバンドとオールブラックバージョンが加わった
Apple Watch Hermesには、デッラ・カヴァッレリアプリントを施したカラーブロックバンドとオールブラックバージョンが加わった

 40mmモデルでは、44mm同様のシンプルトゥールに加え、手首に2周ストラップを巻き付けるドゥブルトゥールを選択することができる。こちらも6種類に選択肢が増えており、これまでのシルバーに加えてスペースブラックとの組み合わせを選ぶこともできる。

 例えば、ヴォー・スウィフト(ノワール/ブリック/エタン)ドゥブルトゥールレザーストラップ(3万5800円)は、赤いアクセントが入って面白いし、2周目に表に現れる柄がベトンになるバンドも印象的だ。そしてドゥブルトゥールでもシンプルさを持つのが、スペースブラックのケースと黒いレザーの組み合わせで、幅広くコーディネートしやすい。

ケース選びの決め手は、Apple Watchをどう捉えるか

 これらのモデルをいかに選ぶかは、Apple Watch、もしくはスマートウォッチそのものをどう捉えるかによって変わってくる。

Apple Watch Nike、Apple Watch Series 5(チタニウムモデル)、Apple Watch Hermes
Apple Watch Nike、Apple Watch Series 5(チタニウムモデル)、Apple Watch Hermes

 ワークアウト計測や日々の運動の記録など、アクティビティトラッカーとしての用途を重視したい人は、40mmモデルで30.8gと最も軽いアルミニウムケースを選択すべきだ。Nikeモデルがアルミケースをベースに作られているのも、その理由だ。

 またApple Watchをエレクトロニクス製品として捉えている人は、最も安く最新モデルの性能を手に入れられるアルミニウムケースモデルを選び、下取りに出しながら毎年買い換えてもいいだろう。

 しかしApple Watchを、これまで「腕時計」が持っていた意味合い、すなわちファッションアイテムとしてとらえているなら、ステンレススチールやチタン、Hermesモデルを選び、かつバンドを複数種類用意すると楽しめる。

 ただ、Apple Watchにはまだステータス感がない。2014年発表時には120万円もするゴールドモデルが用意されたが、現在はEditionにも10万円台で手に入るセラミックしかなく、また44mmの文字盤サイズはどちらかというと主張が弱い部類に入る。そして何より、ディスプレイが製品のほぼ全体を占めること、価格によるデザインや内部構造に変化がない点も挙げられる。

 ケースに違いがあっても、あくまで宝飾品としての価値ではなく、実用的な志向で作られていることには変わりない。

バンドは気に入ったら手に入れよう

 Apple Watchの選び方はケースとバンドに分かれる。これまではケースの話をしてきた。2つのサイズ、4つの素材、ベーシックなシルバー系とブラック系、ゴールド系の色を選択すると、後はバンドとの組み合わせとなる。

 Appleはオンラインで、「Apple Watch Studio」を用意し、好きな素材・サイズ・色のケースにバンドを組み合わせて、自分の好みのパッケージを作れるようにした。

 日本のApple Storeでは全店舗で、これと同じ体験を店頭で行える。Apple Watchを手に入れようと思ったとき、ぜひスタジオでの組み合わせを試してみてほしい。店頭では、気に入ったケースとバンドのパッケージを作ってもらえる。新しいApple Watchのパッケージも、あとからケースとバンドを組み合わせることが前提とされている。

 Apple Watchのバンドには、ベーシックなシリコンのスポーツバンドと、柔らかく速乾性のある素材で作られたスポーツループが基本。最も多くの色がそろう。また腕時計として定番のレザー系では、レザーループ、モダンバックルレザーがある。そしてステンレススチール素材では細かいメッシュが編み込まれたミラネーゼループと、見た目もゴージャスなリングブレスレットが用意される。

 現在のラインアップでは、オーソドックスな革のバンドはモダンバックルのみ、3色のみと非常に狭まってしまっている点は残念だ。あとは、Hermesバンドを手に入れるしかない。ちなみに過去に販売されてきたクラシックバックルのレザーバンドも引き続き利用できるので、買い換える場合、以前のバンドも残しておこう。Apple Watchのスポーツバンド、スポーツループは、iPhoneケースなどともに、季節ごとに用意される色が切り替わる。そのため、気に入った色のバンドがあったら、なくなる前に手に入れたい。

 現在のシーズンのスポーツバンドはやや紫がかった赤のポメグラネット、iPhone 11のグリーンに合わせやすいベリル、iPhone 11 Proのミッドナイトグリーンと合わせやすいパイングリーンなど12色。スポーツループは8色から選べる。

 レザーを使っていても、夏場や、水仕事が多い場合は、スポーツバンドやスポーツループを用意しておくと良い。その点Hermesモデルには、どのレザーストラップのモデルにもHermesオレンジスポーツバンドが付属してくる点は考えられている。そしてこのオレンジのバンドは別売りされていない。

筆者のチョイスは

 2019年のApple Watch Series 5は常時点灯ディスプレイや電子コンパスなどの新しい機能が搭載され、時計としての魅力が大きく高まった。「そろそろ」と思っていた人にとっても、すでに数年利用していた人にとっても、2019年のモデルは非常に選びやすく、わかりやすし進化を実感できるはずだ。

 筆者は2019年も、GPS+セルラーモデルのApple Watch Series 5、スペースグレイアルミニウムケースを選んだ。レビュー期間中はセルラー契約をしたが、前述の通り、単体での通信に頼る場面がないことから、現在は契約解除してある。

 組み合わせるバンドは、iPhone 11 Pro Maxのミッドナイトグリーンとのコーディネートで、パイングリーンを選択した。このスポーツバンドを基本にしながら、以前使っていた黒いレザーループなどとも併用している。

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