KDDI、過去の「緊急速報メール」を見返せるように--au災害対策を提供開始

　KDDIと沖縄セルラー電話は12月4日、「＋メッセージ」の公式アカウントとして、防災・災害に関する情報を配信する「au災害対策」の公式アカウントの提供を開始したと発表した。これにより、全国で配信された緊急速報メールを確認できるようになった。また、過去3日間に全国で配信された緊急速報メールについても、見直すことが可能。

　au災害対策は、スマートフォン向けのサービスで、大規模災害発生時に迅速な避難や安否確認を支援する「災害用伝言板」や「災害関連情報」などをまとめたもの。近年、自治体・住民双方で災害・避難情報の重要性が高まっており、台風19号では気象警報や避難の呼びかけを知らせる「緊急速報メール 災害・避難情報」が過去最大の配信数になったという。

　一方で、一部のスマートフォンにおいて、過去の緊急速報メールを見返したい時に見られないといった声もあったことから、＋メッセージにau災害対策の公式アカウントの提供を開始したという。

　また、あらかじめ登録した地域における「災害・避難情報」の配信情報を受け取り、離れた場所に暮らす家族などの避難誘導につなげることができる「登録エリア災害・避難情報メール」（2019年7月に開始した国土交通省が推進する「逃げなきゃコール」に対応したサービス）も、au災害対策で利用可能となる。