三菱地所は12月2日、有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクトとして有楽町「Micro STARs Dev.(マイクロ スターズ ディベロップメント)」を始動した。
マイクロ スターズ ディベロップメントは、“街の輝きは人がつくる”をコンセプトだ。有楽町を舞台に、三菱地所が多彩な外部の人材と協業しながら、次の時代を担うスターが生まれる仕組みを作り、日本全国・世界へ広げることを目指すプロジェクトだ。
プロジェクトを推進するプロデューサーとして、丸の内朝大学などの実績を持つumari 代表取締役の古田秘馬氏を中心に、さまざまなジャンルから16名のプロデューサー陣が参画。プロデューサーらもプロジェクトを主催するほか、会員のメンタリングなども行う。
古田氏は、「これまでタブーだったことも含めてチャレンジできることが必要。日本中の変態を集めよう。変わり者だからこそ時代を変えられる」と意気込みを語った。
まずは、さまざまな人・アイデア・文化・食に出逢える多機能型市場「有楽町『micro FOOD & IDEA MARKET』を12月3日に開業する。また新有楽町ビルの10階に、個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティスペース「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」を開設する。会員募集を12月4日より開始し、開業は2020年2月中旬を予定している。
micro FOOD & IDEA MARKETは、“好奇心が交差する市場”というコンセプトのもと、丸の内仲通り沿いにある有楽町ビル1階に構える。営業時間は、平日・土日祝日ともに11時~23時。
イベントができる約180平方メートルのステージ、飲食の提供を通じた“街の憩いの場”、物販・展示の3つの機能を持つ。これらをかけ合わせながら、まだ価値の定まりきらないモノ・コトを対外的に披露する実験的な取り組みを行う。運営は、全国各地の地域プロデュースを手掛けるインターローカルパートナーズが担当する。
飲食関連でも、新しい物流の仕組みを取り入れている。旅客用高速バスの空きトランクスペースを利用した「産地直送あいのり便」で、他県に出荷できない希少品や伝統野菜や朝どれの野菜・水産物等、特色ある産品を使用。日本各地の食材を中心に、デリ形式で気軽に味わえるメニューを提供する。メニューは、サラダ or 雑穀米+3種デリ+スープで1300円~。クラフトビール780円など。
物販・展示は、ブックフェアを運営するTOKYO ART BOOK FAIRによるアートブック自動販売機、クラウドファンディングのCAMPFIREによる商品支援コーナー、離島の経済圏を作るリトラボによるmicro islandコーナー、「TRINUS」によるデザイナーズプロダクトの販売などが行われている。
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