Amazonの音声アシスタント「Alexa」が、これまでよりもはるかに小さな製品にもやって来る。わずか1MBのメモリと「Cortex-M」プロセッサのような低消費電力チップを搭載するデバイスで実行できるようになったと、同社が米国時間11月25日に発表した。つまり、電球や簡単な玩具にも搭載できるということだ。
Amazon Web Services(AWS)は発表の中で、「AWS IoT Core」における「Alexa Voice Service(AVS)」の統合により、計算能力やメモリを必要とする音声関連のワークロードをクラウドにオフロードできるため、Alexa搭載機器の製造コストが最大50%削減されると説明した。
「この製造コストの削減により、顧客は照明スイッチ、サーモスタット、小型家電など、差別化を図った新しいカテゴリの音声対応製品をコスト効率よく構築できるようになる。消費者は、家庭、オフィス、ホテルの客室の新しい場所でAlexaと直接会話できるようになり、真にアンビエントな体験が得られるようになる」(AWS)
Alexaの動作にはこれまで、50MBのRAMとARMの「Cortex-A」プロセッサが必要だったという。
AWSのIoT(モノのインターネット)担当バイスプレジデントを務めるDirk Didascalou氏はTechCrunchに対し、デバイスはただウェイクワードを検知するだけでよくなると語り、「非常に単純な」機器でもAlexaを実行できるようになるとした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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