ロンドン交通局(TfL)は現地時間11月25日、ロンドンでさらに5年間営業するためのUberによる免許更新の申請を却下した。TfLは同社が「適切に対応」できておらず、安全面の懸念があるとした。
Uberの配車サービスにロンドンでの営業免許を交付しないとTfLが判断したのは、この2年間で2度目だ。TfLは2017年9月にも、Uberによる新たに5年間の免許申請を却下している。長期にわたる公な争いの末に、2018年6月に15カ月間の一時的な営業許可が同社に与えられ、2019年9月にはさらに2カ月延長されていた。
その間、Uberはロンドンでの営業を継続する一方で、同社の文化、ポリシー、ツール、機能に多数の変更を加えた。しかしTfLによると、それらは乗客の安全を保護する上で十分でないという。
最高経営責任者(CEO)のDara Khosrowshahi氏は25日、この決定に対する失望をツイート。ロンドンでの事業運営のやり方を過去2年間で根本的に変えてきたとした。
「高い基準に沿うよう求められていることは認識しており、当社はそうあるべきだ。しかし、今回のTfLの決定は全くの誤りだ」(同氏)
We understand we’re held to a high bar, as we should be. But this TfL decision is just wrong. Over the last 2 years we have fundamentally changed how we operate in London. We have come very far — and we will keep going, for the millions of drivers and riders who rely on us.
— dara khosrowshahi (@dkhos) 2019年11月25日
Uberは21日以内に異議を申し立てることができ、そのプロセスの間はロンドンでの営業を継続できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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