なお、ノートPCである「ThinkPad」シリーズのCTO生産は、すでに2015年より同じ米沢工場でスタートしている。これまでThinkCentreができなかった理由はなにか。
「生産的には問題なく、ロジスティクスの問題が大きかった」(ベネット氏)と説明する。「ひとつは日本のマーケットが絶好調なので足りないところに投資した。デスクトップのシェアも増やしたい。伸ばすにはどうしたらいいか。『納期を短くしてほしい』という声があり対応した」(ベネット氏)
今回のThinkCentreのCTOスタートに伴い、1日あたり150台~200台を生産できる製造ラインを2ライン設置することで、合計1日あたり300台~400台の生産ができるようにしている。1ライン3人~5名で稼働しており、およそ10数名の雇用創出にも貢献している。
今回のThinkCentre出荷式に伴い、米沢市企画調整部 部長の我妻秀彰氏も登壇。「市民も、米沢で作られた製品に愛着を持っており、NECを求める割合が多いと聞いている。さらにレノボの生産により、海外にも広くMADE IN 米沢の名前が広がるよう、今後の発展を祈念したい」とコメントした。
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