Twitterは米国時間11月21日、ユーザーが自分のツイートに対する返信を非表示にできる機能を世界中で提供開始したことを明らかにした。不快なコメント、話題と無関係なコメント、悪意あるコメントを排除しやすくするものだ。
嫌がらせやいじめをなくすための対策が十分でないとして批判されている同社は、この機能を米国、日本、カナダでテストしていた。Twitterは、同サイト上でより好意的な会話を促進するための手段を模索している。その一方で、ソーシャルメディアサイトは、人々の意見や信念を助長しているにすぎないと懸念されてもいる。
Twitterはこのテストを通じて、ユーザーが「不適切、話題と無関係、迷惑」と考える返信を主に非表示にすることが分かったという。また、政治やジャーナリズムに携わる著名人は、この機能をあまり使わないということも分かった。同社によると、返信を非表示にしたカナダのユーザーの約27%が、今後は他のユーザーとのやり取りについて再考したいと述べたという。返信を非表示にしたユーザーの約85%が、他のユーザーをブロックしたりミュートしたりはしなかった。
返信を非表示にするには、ツイート右下隅にある灰色の下向き矢印をクリックし、選択肢の中から「返信を非表示にする」を選択する。返信の非表示を解除することも可能で、非表示になっている返信が存在する場合は、ツイートの右下にアイコンが表示される。
返信を非表示にする機能は、「iOS」「Android」「Twitter Lite」およびtwitter.comで提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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