Appleは米国時間11月15日、電子タバコとその蒸気を吸い込む行為「ベイピング」に関するすべてのアプリを「App Store」から削除した。
ベイピングに関連する死傷者は増え続けている。米疾病予防管理センター(CDC)によると、13日時点で死者42名、2100件以上の「電子タバコまたはベイピングの製品使用に関連する肺損傷(EVALI)が、49州(アラスカ州を除く全州)、ワシントンDC、2つの米領土(プエルトリコ、米領ヴァージン諸島)からCDCに報告されている」という。
Appleの広報担当者は次のように述べた。「当社は、顧客、特に若者がアプリをダウンロードするのに信頼できる場所として、App Storeの管理に細心の注意を払っている。当社は常にアプリを評価しており、最新のエビデンスを調査して、ユーザーの健康と幸福に対するリスクを判断している」
さらに「最近、CDCから米心臓協会まで多岐にわたる専門家らは、さまざまな肺損傷や死亡の原因が電子タバコとベイピング製品にあるとしており、これらのデバイスの普及を公衆衛生の危機や若者の伝染病とまで呼んでいる」と説明。
「当社は『App Store Review Guidelines』を更新して、これらの製品の使用を助長または促進しているアプリは許可されない旨を反映させた。本日時点で、これらのアプリはすでにダウンロードできなくなっている」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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