Facebookは、「Messenger」を通して友人や家族に送金する機能を既に提供しているが、写真共有アプリの「Instagram」やメッセージアプリの「WhatsApp」など、同社のすべてのアプリの間でより簡単に決済を管理できるようにすることを計画している。
同社は米国時間11月12日、新しい決済サービス「Facebook Pay」を発表した。まずFacebookとMesssengerで今週中に提供を開始し、その後、InstagramとWhatsAppへの拡大に取り組む。Facebook Payのウェブサイトによると、それらすべてのアプリにおける自分の決済履歴が1カ所で確認できるようになるという。
Facebook、WhatsApp、Messenger、Instagram上の決済をFacebook Payに統合することは、同社が企業分割を求める声に直面しているにもかかわらず、傘下のすべての企業をさらに密接に結合しようとしていることを表している。Facebookは、Messenger、WhatsApp、Instagramのユーザーがアプリを切り替えることなく互いにメッセージを送信するための方法にも取り組んでいる。
Facebookは、25億人近い同社ユーザーのプライバシーを十分に保護していないと批判される中で、同ソーシャルネットワーク上の決済と商取引を拡大しようとしている。また、2020年にはパートナーらとともに仮想通貨「Libra」を発行する計画もあり、このデジタル通貨を格納するウォレットを開発中だ。
Facebookは、Facebook PayをInstagramとWhatsAppにも拡大する計画だとしたが、その時期については明らかにしなかった。Facebookの広報担当者は、これ以上共有する情報はないとコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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