セーフィー、三井不動産CVCより第三者割当増資を実施--スマートシティなどで活用へ

 セーフィーは11月6日、三井不動産とグローバル・ブレインが共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル、31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースⅠより、第三者割当増資を実施したと発表した。

 セーフィーは、クラウド録画カメラ「Safie(セーフィー)」を開発・運営。Safieは、専用モニターや管理人室を置くことなく、スマートフォンやPC、タブレットなどから、30fpsのHD動画をいつでも見ることができる。

 今回の第三者割当増資では、三井不動産が持つアセットを活用して、設計から施工、街づくりまで、さまざまなシーンでの映像ソリューションを創出し、不動産テックの強化やIoTの活用推進を目指すとしている。具体的には、「スマートモール」として、来店人数カウント、年齢・性別属性分析、導線解析、および自動決済や無人店舗など、モールの価値向上を図る。

 また、「スマートシティ」として、不審者特定、事件・事故の迅速把握などのAI警備に加え、交通量、通行人往来の適正把握など、不動産価値の測定活用を目指す。さらに、「建設現場管理」として、建設現場へLTE内蔵型カメラ「Safie GO」、およびウェアラブルカメラ「Safie Pocket」の大規模導入を行い、物件の管理を図る。

 三井不動産のベンチャー共創事業部長である菅原晶氏は、セーフィーは安価で多機能、かつクラウドならではの拡張性が見込めるサービスであり、さまざまなシーンにおいて標準的にインストールすることで、業務効率の改善やマーケティング活用など、モールや街など公共の場から個人宅利用まで、映像があらゆる場面で役立つサービスの開発に努めるとしている。

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