今も「iPhone 5」を使っている人は、今週中に「設定」画面を開いて、OSが「iOS 10.3.4」であることを確認してほしい。
Appleは米国時間10月26日、サポートページに掲載した記事で、iPhone 5のユーザーに対し、協定世界時11月3日午前0時(日本時間11月3日午前9時)までにiOS 10.3.4にアップデートするよう警告した。この問題はデバイスのGPSシステムに関連するもので、GPSの位置情報を正確に維持することが目的だ。
Appleは日付や時刻に関連する機能にGPSを利用しているが、「GPS週数ロールオーバーの問題」により、「正しい日時に基づいて機能する製品やサービス」(「App Store」「iCloud」、電子メール、ウェブブラウザーなど)を継続して利用できるようにするためにアップデートが必要だという。
GPS週数ロールオーバーは1024週(約19.7年)ごとに発生する問題で、GSP機器が週数をカウントする方式にその原因がある。このカウントが4月にリセットされたため、日時に関連する機能にGPSを利用している古いデバイスの一部では、ソフトウェアをアップデートして調整する必要がある。
第4世代の「iPad Wi-Fi+Cellular」、「iPhone 4s」、および第3世代以前の「iPad」など、2012年以前に発売されたApple製品を利用している人も、iOSがそのデバイスで入手可能な最新のバージョンにアップデートされていることを確認したほうがいい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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