メインは東京ビッグサイトであることはこれまでと変わらないが、オリンピックを前に東ホールが使えないため、西展示棟と隣接して新しくできた南展示棟があり、さらに離れた青海展示棟とMEGA WEBの青海エリアに分かれている。りんかい線、ゆりかもめで言えば1駅分離れているため、移動は簡単ではない。
両エリア間は無料のシャトルバスが用意されるが、お台場地区を横断する歩道を歩くという方法もある。この間は「OPEN ROAD」と名付けた展示スペースとなっており、パーソナルモビリティの体験をして移動したり、ここにしかない展示車両もあったりしてただ長時間歩くだけではないようになっている。まさにお台場エリア一帯でショーを開催している状態だ。
しかし、移動に時間がかかるため、事前に見たいところを調べた上で回りたい。西展示棟や南展示棟の有明エリアのほうが展示ボリュームが多いため、有明をメインに考えたくなるが、そうとも言えない。
青海エリアにはトヨタと、そのグループであるダイハツ、スバルがあり、バスやトラックの展示もこちら。そして、トヨタ「ヤリス」を見たければ会場に隣接したヴィーナスフォートに行かなければ見れないため、青海エリアを見逃すことはできないようになっている。
青海エリアには毎回記念車が人気のトミカや、今回初登場の「キッザニア」の東京モータショー版がこちらになるため、ミニカー好きや子供連れは絶対に青海エリアをスルーできない。
特にお台場エリアにりんかい線で訪れる場合は、青海展示場は東京テレポート駅の目の前。MEGA WEBも近く、国際展示場駅から西ホールまで歩くことに比べれば最初から東京テレポート駅から青海展示棟に駆け込んだほうが圧倒的に早い。ゆりかもめでも青海駅が便利だ。
そして、会場間の無料シャトルバスだが、行列になることもあり時間がかかるほか、道路渋滞もあってスムースとは言い難い。それでも、無料シャトルバスには燃料電池バスや、最新観光バスのデモ車両なども混じっているため、バスそのものを楽しむという方法もある。
今回の東京モーターショーはトヨタのブースが大変革をしたことと会場が2エリアに分かれているため、不安な印象を持つかもしれないが、従来と変わらないところのほうが多い。キッザニアの出展や、屋外展示が増えてむしろ楽しみが増えたと捉えたほうが前向きだ。
そして、青海エリアのMEGA WEBや青海エリアと有明エリアを結ぶOPEN ROADはなんと入場料がかからない。新登場のヤリスを展示したヴィーナスフォートはショッピングモールなのでもちろん入場料はない。無料でも楽しめるところもあるため、お台場に遊びに来たついでに無料エリアだけ楽しみ、有料エリアは別日に集中して楽しむという方法もあるだろう。
今回の東京モーターショーの会期は11月4日まで。その間にはさまざまなイベントも用意されている。事前に情報収集をしっかりしてフルに楽しんでほしい。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)