実際に動画による騒音と外音取り込みについて体験もしてきた。飛行場の騒音の中、アナウンスが聞こえるか、カフェで店員の声だけを聞き取れるかを行ってみたが、ノイズキャンセリングをオンにしたときは、騒音も音声も聞き耳を立てていないと感じられないくらいに音楽に没入でき、外音取り込みをした場合は、騒音を抑えながらもしっかりとアナウンスや店員の音声を聞き取ることができた。ノイズキャンセリングは、オンにした瞬間に騒音が消えると言うよりは少しずつ効果が表れる感じ。このあたりは単純に騒音の周波数をカットするのではなく、環境に合わせて音質を保ってのことだろう。ちなみに、ボタンをダブルクリックすることで、ノイズキャンセリングも外音取り込みもオフにすることが可能だ。
通話機能も充実している。指向性が高く、会話しやすいマイクを搭載しており、音声の速度センサーを搭載。外音とユーザーが発する言葉の違いを感知する。ユーザーの言葉を感知するとマイクがオンになり会話ができ、それ以外の時は周囲の音を拾わないようにオフとなる。この機能を利用することで、ハンズフリーでも「Siri」を起動することも可能だ。もちろん、通話中もノイズキャンセリングと外音取り込みのどちらの機能も使用できる。
Solo Proはさまざまな使用シーンを想定しており、ゲームにも対応している。ゲームの場合は、音質以上にワイヤレスによる遅延が気になるところだが、ウッド氏によると、それはほとんど感じられないと言う。また、音声チャットに関しては、PCやスマホの場合は、ゲーム音と音声チャットの同時再生に関してはデバイスやアプリに依存するとの話だが、PS4の場合は音声チャットに対応しているとのことだ。
iPhoneとの接続に関しては抜群の相性で、ワイヤレス接続することで問題ないが、それ以外の機器で、特にイヤホンジャックを使用しワイアードで使いたい人は、前モデルのSolo3を選択すべきだろう。そのための併売と言える。ワイヤレスで高音質で快適な使い心地を求めるのであれば、Solo Proが最適だ。
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