New York Times(NYT)は米国時間10月12日、Microsoftの共同創設者であるBill Gates氏がJeffrey Epstein被告と何度も会っていたことを詳細に報じる長い記事を公開した。Gates氏は同被告との関係を過小に公表していた可能性がある。
Gates氏は9月、投資家だったEpstein被告がGates氏や複数の団体からの寄付の確保を支援していたとThe New Yorkerが報じた数日後に、死亡した同被告との関係について公表した。Gates氏は当時、The Wall Street Journal(WSJ)に対し、Epstein被告と会談したことがあるが、性犯罪疑惑で起訴された同被告が、資産家とつながりがあったことだけがその理由だったと述べた。また、同被告とのビジネス上の関係や友人としての付き合いはなかったと述べていた。
しかし、NYTの12日の記事は、その主張に疑問を投げかけるもので、Gates氏が2011年から「Epstein被告と何度も会っており、少なくとも3度はマンハッタンにあるEpstein被告の豪邸を訪れ、少なくとも1度は夜遅くまで滞在した」としている。NYTは記事の中で、両氏の関係をよく知る十人以上の人々を取材して聞いた内容と、NYTが確認した文書を引用している。記事には、Gates氏の財団の職員もEpstein被告の豪邸を複数回訪問していることや、Epstein被告が同財団やJPMorgan Chaseと数十億ドル規模の慈善基金について話し合ったことも報じられている。
性的な目的の人身売買の容疑で起訴されていたEpstein被告は8月、勾留施設で死亡した。自殺とみられている。ニューヨーク州連邦検察によると、Epstein被告は、14歳の少女を含む未成年女性に対し、性的な虐待や搾取をしていたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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