「中国のグーグル」ともいわれる百度(バイドゥ)が、湖南省の省都である長沙市で、中国で自動運転ロボタクシー「Apollo Robotaxi」45台を試験用に導入したと発表した。
Apollo Robotaxiは、バイドゥと中国の自動車メーカー中国第一汽車集団(China FAW Group)のパートナーシップによって実現した。中国第一汽車の高級車ブランド「紅旗」(Hongqi)の電気自動車(EV)「紅旗EV」をベースにしており、自動運転技術基準のレベル4(L4)となっている。レベル4は、特定の条件下で人が介入せずに自動運転を可能にする技術だ。
それでも万が一に備え、人のオペレーターが常時乗車する。現時点では、試験区域を設定して運用されるが、2019年末までに公道約50km、2020年前半には135kmを走行できるようになる予定だ。
トヨタ自動車と吉利(Geely)も2019年、中国での自動運転技術でバイドゥと提携している。
バイドゥは、Vehicle-to-Everything(V2X:車車間および路車間通信)インフラの構築にも取り組んでいる。そのため、Apollo Robotaxiは必要に応じて他の車両やインフラと通信できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス