9月16日~9月22日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは9月10日のイベントで発表した新製品、iPhone 11シリーズとApple Watch Series 5を9月20日に発売した。
最新の店舗となるApple丸の内にも130人の行列ができており、増税前に少しでも安く手に入れたいと言う声も聞かれた。
iPhone 11はiPhone XRの後継で、6.1インチ液晶ディスプレイを搭載しており、最新のA13 Bionicプロセッサとバッテリー容量の向上で、電池の持ちが1時間長くなった。また超広角カメラが新たに搭載され、ダイナミックな風景の撮影に対応したほか、人物以外のポートレート撮影にも対応した。
iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro MaxはiPhone 11の2つのカメラに加え、52mm/f2.0と明るくなった望遠カメラを備え、カメラ探偵での暗所での性能が格段に高まった。またバッテリーは容量も増加し、5.8インチモデルで4時間、6.5インチモデルで5時間、持続時間が向上した。
5Gに対応しない小幅な刷新となり、先週のニュースでもIDCは苦戦を予測している一方で、インフラ整備が世界各国でまだ進んでおらず、大きな競争上の問題にはなりにくいとも言える。それでも、スマートフォンのハイエンドモデルは苦戦を強いられており、iPhone 11の値下げ効果がどれだけ消費者に響くのか、注目すべきだ。
選ぶならiPhone 11かProシリーズか--カメラ機能の進化【松村太郎の先行レビュー】(9/17) アップル、「iPhone」などのガラス製造のコーニングに約270億円を追加投資(9/18) アップル、「iPhone 11」の新機能「スローフィー」の商標出願中(9/19) 「iPhone 11 Pro Max」開封の儀--新たに“USB-C”電源アダプタを同梱(9/20) iPhone 11シリーズ発売--「Apple 丸の内」には130人の行列(9/20) ソフトバンク、iPhone 11シリーズ発売--広瀬すずさん「バッテリー気にせず動画見られる」(9/20) 新田真剣佑さんは「iPhone 11 Pro Max」派--ドコモが発売セレモニーを開催(9/20)Apple Watch Series 5のレビューも筆者が担当し、掲載された。
常時点灯するディスプレイは、これまでスリープしてしまうディスプレイを手首を返してONにする動作がつきまとっていた世界で最も人気のあるスマートウォッチ最大の欠点を克服してくれた。
こうしたテクノロジーや新しいチタン素材の活用などを見ると、Appleは2014年以降、より新しいテクノロジーを試す場としてApple Watchを活用している様子がわかる。
ガラスでメタルをサンドイッチする構造や、ステンレススチールの採用、有機ELディスプレイの採用は、iPhoneに先駆けてApple Watchで先に試されてきた。今回は常時点灯ディスプレイとチタンがiPhoneを先行する要素となっており、今後何らかの形でiPhoneに反映される可能性もあるだろう。
Apple Watch Series 5レビュー--4G時代最後の成熟(9/20)AppleはiPhone 11シリーズ発売を前に、iOS 13を配信した。今回のOSのポイントは、アプリサイズを最大半分にまで小さくすること、そしてアプリの起動速度を飛躍的に高めるチューニングを施していること、さらに開発者がアプリのインターフェイスデザインをより体系的に行うことができるSwiftUIが採用されたことが挙げられる。
iPhone X以降の最新モデルを使っているユーザーにとってはあまり感じないかもしれないが、アプリの起動速度の向上やアプリサイズの低減は、新興国などで流通する古いiPhoneを活用する際に非常に大きな意味を持つ。
アプリ起動速度の向上はプロセッサが今ほど速くなくても良いパフォーマンスが得られるようになるし、アプリサイズの低減はより少ないストレージのiPhoneでも十分なアプリを試すことができるようになるからだ。
AR機能の進化やApple Arcadeなど、魅力的な新機能への対応は先進国のユーザーを喜ばせると思うが、プラットホーム全体を見据えた戦略が色濃く反映されたアップデートといえるのだ。
アップル、「iOS 13」リリース--「iOS 13.1」と「iPadOS」も来週(9/20)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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