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非効率な不動産営業をデジタルで変える--トリビュートの営業支援ツール「TRG」 - (page 2)

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2020年1月までに3つの新機能を追加

 続いて二上氏が、今後実装する機能について説明。AI-OCR(概要書自動生成機能)は、不動産営業マンが顧客に提案するための提案書である物件概要書を自動作成していく機能。現状では、「エクセルなどで作られた各社のフォーマットに手入力しているほか、もらった概要書の社名を消して流用したりしている」が、AI-OCRでは、概要書から手書きの文字も含めて情報を読み取っていき、間違っている場合は手打ちで修正が可能。作成したファイルの最後には各社のロゴを入れられる。これにより、「通常概要書の作成に最短15分かかるところを1分で作成できる」という。

同社 東京本社 営業部 課長代理の二上慎介氏
同社 東京本社 営業部 課長代理の二上慎介氏

 ただし、本質は資料を早く作ることではなく、結果売り上げにつなげなければならない。そのためには物件を提案する必要がある。従来での日次提案数を1日8時間労働で32件とした場合、週次だと160件提案できる。AI-OCRを使うと、日次480件、週次2400件と「桁違いの結果が生まれ、確率論的にみても売り上げにつながる」とする。

 提案した数に関してどれくらい反響があるかというと、不動産業界では、1000件でやっと3件の反響という「千三つ(せんみつ)」という言葉が使われるが、上記の提案数を引用した場合、手入力で物件を1000件提案するための日数は31.25日だが、AI-OCRでは2.08日。1週間単位で見ると、2日で3件反響を得られるので1週間で6件となる。

資料作成と提案数の増加で反響数が圧倒的に変わってくる
資料作成と提案数の増加で反響数が圧倒的に変わってくる

 仮にAI-OCRが浸透していった場合、誰でも圧倒的な数の資料を作成できて提案もできるようになる。そんな時、自らの手元に5社から同じ物件の提案があった場合、どの物件を買うかとなると、提案方法やアフターフォローなどの担当者の質で選ぶことになる。その際にTRGではプロフィールを参照でき、「適切なパートナーさんを選べる」(二上氏)。これが、TRGが人物主義アプリであるところの由縁だ。

 位置情報機能は、近くのパートナーや物件を検索できる機能で、出先の営業活動を効率化するもの。スマホのアプリで位置情報機能をオンにすると、5分から10分間有効で、自動でオフになる。使いたいときにタップすることで、タイムリーでアクティブな担当者が見つかる。地図上で営業マンのアイコンを選択してタップしてプロフィールを確認し、チャットで連絡、その後面談やアポ取りもできる。また、歩いているだけで物件情報も取得できる。

近くにいる稼働中の営業マンや物件情報が表示されアプローチもできる
近くにいる稼働中の営業マンや物件情報が表示されアプローチもできる

 最後に名刺交換機能は、画面上の名刺交換ボタンをタップすると名刺交換がデータ上で完了するというもの。データは名刺管理機能で自動リスト化され、社名や役職でソート、検索が可能。

 今後は、不動産の取引に関する革新的な機能、例えばブロックチェーンを使ったスマートコントラクト、AIを活用したIT重説などの追加を検討しており、講演の最後に同社は知見を持つ企業に協業を呼び掛けた。「新しい技術を取り入れることで、アナログな不動産業界を、取引を含めて変えていきたい」(二上氏)

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