実際にはしていない言動を政治家や有名人らがしているように見せかける「ディープフェイク」と呼ばれる変造動画は、誤情報に対処しようとしている大手テクノロジー企業にとって大きな頭痛の種だ。
FacebookやMicrosoftなどのテクノロジー企業は、2020年の米大統領選に先立ち、人工知能(AI)を利用したこのような動画を見つけるのに、さらなる支援を求めている。
FacebookとMicrosoftは米国時間9月5日、AI研究団体「Partnership on AI」や6つの大学の研究者らと協力し、ディープフェイク検出技術を向上させるため、公募コンテスト「Deepfake Detection Challenge」を開催すると発表した。協力する大学は、コーネルテック、マサチューセッツ工科大学、オックスフォード大学、メリーランド大学カレッジパーク校、ニューヨーク州立大学オールバニ校、カリフォルニア大学バークレー校の6校だ。
Facebookの最高技術責任者(CTO)を務めるMike Schroepfer氏は、ブログで次のように述べている。「コンテストの目標は、視聴者を欺くためにAIを利用して動画が改変されている場合、より的確に検出するために誰もが利用できる技術を生み出すことだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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