メタップスアルファは9月5日、デジタルアイテムをユーザー間で売買できるCtoCマーケットプレイス「miime(ミーム)」を発表した。オープンベータに先駆けてクローズドベータを開始。先着100名の参加を受け付けている。
miimeは、ゲームのキャラクターやアイテムを始めとしたデジタルアイテムをユーザー間で売買できるフリマサービス。イーサリアムで購入でき、売買成立後すぐに支払いとデジタルアイテムの所有権が移転される。なお、同サービスでは、ブロックチェーン上で管理し、コピーしやすいデジタルアイテムに固有の価値を持たせることができる「NFT(Non-Fungible Token)」形式で記録されたアイテムを対象とする。
従来のデジタルアイテムは、特定の事業者が運営するサーバー上で管理されており、特定の事業者からの独立性や数量制限を設けることが困難だった。しかし、NFTとしてブロックチェーンに記録することで、デジタルアイテムを特定の事業者から独立して存在させることができる。アイテムに固有の価値を持たせられるため、数量制限を設けることも可能だ。
同社では、VRやARなどの仮想技術が今後大幅に普及し、仮想世界で所有するデジタルアイテム(道具や家具、アバター、衣服など)が飛躍的に増えていくと予想。このようなデジタルアイテムに対して、独立性や数量といった点でリアリティ(現実感)を与える技術としても、NFTの活用は期待されているという。
同社は、miimeでの売買を通じて、NFTを活用したデジタルアイテムを楽しめる世界観の実現を目指す。また、miimeによるNFTの流通網提供や技術サポートを通じて、NFTを活用したコンテンツの創出・発展にも取り組むとしている。
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