手持ちのスマホが注文端末になる「SelfU」--店舗の省人化とインバウンド対応を両立

 Showcase Gigは9月3日、スマートフォンを使ったテーブルオーダーシステム「SelfU(セルフ)」の本格提供を開始したと発表した。

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 SelfUは、顧客が持つスマートフォンを使ってすべての注文が完了できるテーブルオーダーシステム。テーブルに貼られたQRコードを読み取ることで注文ページにアクセス可能。会員登録などは不要でそのままオーダーすることができ、内容はそのままキッチンスタッフに届けられる(調理伝票は印刷可能)。また、スタッフ専用アプリで店舗全体の座席を把握でき、注文履歴の確認や変更、食べ飲み放題の管理も可能だ。

 これにより、ホールスタッフによる「打ち込み漏れ」や「打ち間違え」などで発生しがちなフードロスやクレームの削減が期待できるほか、ホール業務の削減・省人化を実現。同社によるテスト導入後の検証結果では、平均値として、導入前と比較して約40%減のホールスタッフ数で店舗運営が可能としている。

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 また、利用客のスマートフォンが注文端末となることで、テーブル上の注文専用タブレットの購入費や、電池交換のコスト削減できるほか、多言語(日本語・英語・中国語)に対応しているため、外国語が話せるスタッフの常駐や外国語のメニューブックなどの用意をすることなく、インバウンド顧客への対応が可能となる。

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 同社によると、すでに首都圏の焼肉・居酒屋チェーンなどが導入を開始。今後は、利用者自身がスマートフォン上で会計を完結できる決済機能や、店舗ごとのポイント付与などを可能にするリワード機能、利用者の趣味嗜好に基づいたパーソナライゼーションを提供する機能の拡充を予定している。

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