WeWork Japanは8月30日、兵庫県神戸市で初となるWeWorkの拠点となる「WeWork三宮プラザEast」を11月に開設することにあわせて、神戸市と共にビジネス支援プログラムを創設したことを発表した。さまざまな事業形態や規模のビジネスの神戸進出を促進し、神戸市内での成長の支援することを通じて、神戸市におけるイノベーションエコシステムの構築を目指す。
WeWorkは現在国内5都市に計20拠点を設けており、順次拠点を開設している。神戸市は6都市目となり、新設するWeWork三宮プラザEastでは3フロアに約700デスクを用意し、神戸市内のコワーキングスペースとしては最大規模とうたう。
ビジネス支援プログラムは、神戸市内のWeWork拠点にて拡大を含む新規オフィスの開設、もしくは東京や海外など市外から移転する企業のうち、一定の要件を満たす企業に、神戸市と連携して資金面の支援を提供するというもの。
「スタートアップ向け支援」「企業向け支援内容」「外国・外資系企業支援」が用意されており、いずれかの対象となる企業は、事業形態や契約期間によって適用するサポートを受けることが可能。WeWorkから提供される割引と神戸市の補助金を合わせて、通常のWeWorkメンバーシップより、実質最大55%まで差し引かれた料金で入居することができる。
WeWork丸の内北口拠点にて行われた発表会において、WeWork Japan西日本ゼネラルマネージャーのStewart Tudor(スチュワート・テューダー)氏は「初めにお話ししたとき、神戸市の働き方改革の考え方が似ていると感じた」と振り返り、神戸市市長の久元喜造氏は「単に個々のスタートアップを成長させるだけではなく、スタートアップの原動力は、コラボレーションにあり、ワークスペースは化学反応を起こす場所」と話し、この取り組みに期待を寄せていた。
あわせて神戸市からは、WeWork丸の内北口拠点内に「神戸市丸の内北口オフィス」を、同日に開設したことも発表。4名のスタッフが勤務する予定で、東京における情報発信ならびにネットワーク作りを強化することで、企業誘致や移住促進の強化を図るとしている。
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