Dell Technologiesは米国時間8月26日、世界初となる「Chromebook Enterprise」の2in1 PCとノートPCを発表した。「Chrome OS」のビジネス市場での存在感を強化する狙いだ。
両デバイスは、選択肢を求める新しい世界に直面するIT幹部らを満足させる設計になっていると、Dellのクライアントソフトウェア担当バイスプレジデント兼データセキュリティ担当ゼネラルマネージャーを務めるBrett Hansen氏は述べた。同氏によると、「彼らは、組織、部門、さらには個人にとって最も理にかなう環境を選択できることを望んでいる」という。その考えの下、DellはGoogleと「Chrome」に関する協議を開始した。
DellとGoogleは2年近くにわたり、広範な共同開発に取り組んできた。
「発売と同時に50カ国でこれの販売を開始し、12の異なるキーボード言語に対応する予定だ」とHansen氏は述べた。
耐久性を高めるためにカーボンファイバーでできており、IT部門によって簡単にメンテナンスが可能だ。また、多様な構成が可能で、「Celeron」からIntelの第8世代「Core」までのプロセッサー、最大32GBのDDR4メモリや最大1TBのエンタープライズクラスのPCIe NVMe SSDドライブなど、さまざまな仕様に対応する。バッテリーは、構成やタスクにもよるが、14インチの「Latitude 5400」で20時間、13インチの「Latitude 5300 2-in-1」で14時間持続可能だ。
その他のメリットとしては、VMwareの「Workspace ONE」による統一されたエンドポイント管理、刷新された「Google Admin」パネルと読み込み時間の大幅な短縮、Chromebook上で管理されたLinux環境を実現するオプションなどがある。
Latitude 5400は699ドル(約7万4000円)、Latitude 5300は819ドル(約8万7000円)からの価格で、いずれも8月27日に発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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